こんにちは!
レッドストーン回路について、難しい、敷居が高いといったイメージを持ってる方もいると思います。本記事ではそんな人たちに向けてできるだけ噛み砕いて説明していき、レッドストーン回路の入口になればと思っています。
今回の主役はレッドストーンコンパレーターです。
様々なコンパレーターの機能の中から主な3つを紹介し、またコンパレーターを用いたパルサー回路とその使用例についても紹介していきたいと思います。
全体の流れとしては、予備知識→機能3つ→パルサー→使用例って感じです。じっくり細かくやるのでこの機会に覚えていってください!
関連記事:レッドストーン回路基礎を全て覚えよう!
目次
予備知識を蓄える前置き
前置きとして基礎をお話しておきます。
信号の強さについて
コンパレーターを語るうえで欠かせないレッドストーン知識である信号の強さの話をします。
信号源系の部品(レバー、ボタン、感圧板、トーチなど)から出る信号は強さ15です。1ブロック分進むごとに強さが1ずつ減っていき、最終的には無くなります。
信号の強さは1でもあれば、回路の部品を作動させることができます。
信号が弱っても、レッドストーンリピーターを用いることで再び15にすることができます。
コンパレーターの入力と出力
コンパレーターは後ろと側面からの2種類の入力を受け付けます。本記事では後ろからの入力をA、側面からのをBとします。ついでに出力する信号はCとします。
Bは2つありますが、どちらを使用しても大丈夫です。両方に入力がある場合は、入力された順番に関係なく信号の強いほうが優先されます。
コンパレーターの主な3つの機能
ここではコンパレーターに備わる3つの機能をお話していきます。
1.アイテム量の計測
※記事執筆時の影響でチェストのデザインが変わっていますが影響は及ぼしません
Aに何かを入れたブロックを接続すると中身の量に応じた強さの信号を出力します。満タンのときに最大である15の信号を出力し、満タンに近いほど強い信号を出力します。
画像ではチェストの3分の1を満たしているので、信号も最大の3分の1である5の信号を出力しています。
ちなみにアイテム量はどんなアイテムでも1スタックで64個分だと考えてください。例えば雪玉や卵など16個で1スタックのアイテムならアイテム1個で4個分のアイテム量があるし、剣や斧など1スタックで1個しか持てないアイテムは64個分のアイテム量があります。
2.信号の比較
AとBの信号の強さを比較して、AがBより大きいか同じならCは出力し、AがBより小さいならCは出力しません。
また、出力される信号はAに入力された信号と同じ強さになります。
3.信号の減算
コンパレーターを置いたときは比較モードですが、1回右クリックすると減算モードになります。
Cの近くの光りそうなやつが光ってると減算モードです。
Aの強さからBの強さを引いた強さの信号がCから出力されます。引き算した結果が0以下の時はすべて0になります。
パルサー回路
ここからはコンパレーターを使ったパルサー回路の解説です。
パルサー回路とは信号を一瞬だけ出力する回路です。私的には、使いどころは結構限られていると思いますが、知っていると便利だなって感じです。
作り方はこんな感じです。
ポイントは、Bに15の信号をリピーターで与えることと、コンパレーターは減算モードにしておくことです。減算モードでBに15の信号を与えると、Aにどんな信号を与えても信号は出力されないからです。
比較モードでも出来なくはないですが、Aに15の信号が入ると機能しないので注意してください。
しかし、普通にこれをやっても信号は出力されません。ここで重要なのが「リピーターを使って」という部分です。リピーターを使うと、Bに信号が入力されるタイミングがAよりも一瞬遅くなります。
Aに入力があり、Bには入力がない間はCは信号を出力し、Bに信号が届くとCが信号を出力しなくなるので、一瞬だけ信号が出力されるという現象が発生します。
リピーターの遅延量を増やすと、Bに信号が届くまでの時間が長くなるので、信号が出力される時間も長くなります。
パルサー回路の使用例
私はパルサー回路を、植林場でアイテム回収してくれる装置の発着システムに利用しています。
これの床下に線路が敷き詰められており、木を採取した後に落ちる苗や取りこぼした原木、オークならりんごも線路を走るホッパー付きトロッコが回収します。
その装置がこんな感じです。
水色の羊毛で囲まれているところがさっきの画像にあった植林場の下に敷かれている線路の簡易的な再現です。スイッチを押すとホッパー付きトロッコがアイテムの回収に向かいます。
パルサー回路を使った発着システムはこんな感じです。
ホッパー付きトロッコが回収してきたアイテムを装置のホッパー上で止まってアイテムを納品したら、再びアイテムを拾いに行きます。
回収と納品を繰り返すだけであればこんな感じでも出来ますが、これだと必要な時以外も動き続けます。
パルサーを使ったほうだとアイテムを拾って納品したらもう一度拾いに行きますが、何も拾わなかったらそこで回収作業を止めます。こういった特性により、植林場という施設とマッチしているためここで利用しています。
まとめ
今回はいろいろ紹介しましたが、ここではコンパレーターのそれぞれの機能における出力する信号の強さについてまとめておきます。
- アイテム量の検出のとき:C=(現在のアイテム貯蔵量/最大のアイテム貯蔵量)×15
- 比較モードのとき:A≧BならC=A、A<BならC=0
- 減算モードのとき:C=A-B、ただしC≦0ならC=0
コンパレーターは色んなことができるので、ぜひたくさん使って使いこなしてください!