検索エンジンとして知られるGoogleから登場した”Google Pixel 3a”は5万円以下というお手頃な価格ながら、高性能な機種として話題となりました。
そんな”Google Pixel 3a”ですが、ネット上では称賛する声が上がる一方で否定的な声も上がっています。
そこで、実際に1年以上使い続けている私が正直にレビューしていきます!
- 動画視聴やゲームは問題なくできるのか?
- Google Pixel 3aは何が魅力的なのか?
といった疑問にお答えしていきます。
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目次
Google Pixel 3aの外見は非常にスマートでスッキリしたデザイン
“Google Pixel 3a”の外見を一言で表すと「非常にスマート」で、縦寸法が151.3mm、横寸法が70.1mmと縦に長いスッキリとしたデザインとなっています。
最近の大型機種に比べればコンパクトなサイズ感になりますが、持ちやすくて非常に便利な大きさです。
また、iPhoneと同様にユニボディスタイルを採用しているため、つなぎ目がなく滑らかな印象。表面には5.6インチディスプレイとインカメラが搭載されています。
端は丸みを帯びた形状となっているため、手に持ちやすくしっくりとフィットするのも特徴的。
そして裏面には”指紋認証ボタン”と”カメラ(レンズとライト)”が搭載されていて、下部にGoogleのマークが刻印されています。
加えて、上部が光沢、下部がマット仕上がりとなっていて、手に持つと裏面に当たる指がちょうどマット部におさまるようになっています。
ただ、カメラレンズがボディから出張った形状となっているため、傷付けてしまうリスクもあり。
側面には電源ボタンと音量調節ボタンがあるのみ。
これらのボタンは軽い力で押せるため非常に使いやすい反面、誤操作が起こりにくい設計になっていて、実際これまで1年近く使っていて誤操作が起きたのは、指で数えられる程度です。
Google Pixel 3aの基本スペックを確認
“Google Pixel 3a”の基本スペックは以下の通りになります。
機種名 | Google Pixel 3a |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 670 |
OS | Android 9 Pie |
RAM/ROM | 4GB/64GB |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 151.3 x 70.1 x 8.2 mm |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
ディスプレイサイズ | 5.6インチ |
解像度 | 2,220 x 1,080 |
リフレッシュレート | 60Hz |
重量 | 147g |
ディスプレイタイプ | 有機ELディスプレイ |
お財布ケータイ | ○ |
Bluetooth | ○ |
ハイレゾ | ✕ |
生体認証 | 指紋 |
接続端子 | USB Type-C×1/ヘッドセット接続端子×1 |
Google Pixel 3aは充電器も付属しています
同梱物は、取り扱い説明書と充電器セットになります。
充電器セットは、”18 W USB-C電源アダプター”と”USB-TypeCケーブル”で、購入してすぐに充電することができます。
ケーブルも1mと長すぎず短すぎない長さのため、非常に使い勝手が良いです。
写真の画質はすばらしい!非常にキレイな写真を撮影可能
写真の画質は「素晴らしい」の一言に尽きます。
5万円と高級機種に比べて安価な部類に入る”Google Pixel 3a”ですが、撮影機能は高級機種に迫る勢いです。12.2 メガピクセルの背面カメラは昼間の風景写真に向いている印象を受けました。
自動で補正をしてくれるため、非常に精細感のある写真が撮れます。
補正と言っても、あからさまなCGっぽさはなく、自然な印象の写真に仕上げてくれるため、作り物の印象は受けません。
また、オートフォーカスでの撮影時にすぐにピント合わせをしてくれ、スムーズに撮影までいくことができます。
以下が実際にGoogle Pixel 3aで撮影した写真になります。
近所の風景を撮影しただけですが、それっぽい仕上がりになっていますね。写真撮影について詳しくなくても簡単にこれくらいの写真を撮ることができます。
こちらは近くの被写体を撮影した場合。こんな仕上がりになります。
簡単に撮っただけでもきちんとした明るさの写真が撮れていることが分かります。
動画の画質や処理速度も全く問題なし!
動画の画質も2220 x 1080とFullHDに対応しています.
そのため、YouTubeやその他の動画配信アプリの視聴で画質に不満を覚えることはありません。
また、スペックも動画視聴程度なら問題なく行なえるレベルのため、処理速度に不満を覚えることはありません。
もし”Google Pixel 3a”を使用していて、動画視聴でカクツキや読みこみなどが多発するようなら、スペックではなくネット環境を見直してみてください。
重いゲームも通常プレイではヌルヌル動く
ゲームに関しても充分なスペックを持っています。
最近話題のFPSやTPSといった競技性の高いゲームは、かなりのスペックを要求され、”Google Pixel 3a”でも性能不十分のように思うユーザーも多いかもしれません。
しかし、実際に”Google Pixel 3a”で「CODモバイル」や「PUBGモバイル」といった人気のゲームをプレイしてみたところ、ヌルヌル動いてくれました。
とはいえ、画質設定を”最高”にすると流石にカクつきます。
ただ、ネットの攻略サイトなどで紹介されている画質設定でプレイする分には、ストレスなく動作してくれました。
また、FPS系のゲーム以外でも通常のゲームであれば、どれも充分に楽しむことができました。
次に、カードゲームとして有名なゲームアプリ「SHADOWBURSE」をプレイしたところ、サクサク遊ぶことができました。
カードゲームにしては豪華なアニメーションやムービーがあるゲームですが、滑らかに表示することが可能です。
Google Pixel 3aを使うメリット
次に、”Google Pixel 3a”を使うメリットをご紹介します。
メリットは大きく4つあります。
- 低価格でありながら非常に高性能
- 話題性があり、実験的な機能を先取りできる
- 撮影機能が素晴らしい
- 有機ELディスプレイを搭載している
メリット①:低価格でありながら非常に高性能
“Google Pixel 3a”は5万円以下という手の届きやすい価格ながら、ハイエンドモデルに負けず劣らずのスペックです。ユーザーが気にするであろう動画視聴とゲームプレイに関しては、ストレスなくできることでしょう。
動画視聴では、現状YouTube等がFullHDを主流にしているためむしろオーバースペック。快適な視聴ができます。
また、ゲームプレイに関しては前述した通り、どのゲームでもストレスなくプレイできました。一部の重いゲームでは画質設定を下げる必要がありますが、そこそこの画質設定で充分遊ぶことが可能です。
これで満足できないユーザーは最高画質でないと満足できないマニアか、ゲーム画面をキャプチャし続ける必要があるゲーム実況者くらいだと思っておいて問題ありません!
メリット②:話題性があり、実験的な機能を先取りできる
次に、”Google Pixel 3a”に搭載されている機能が挙げられます。
開発元がGoogleということもあり、Googleマップのナビゲーションを3Dで表示してくれる機能や電話帳に登録していない人物からの電話でも公開されている電話番号なら自動的に表示してくれる機能といったGoogleの最先端アプリを使うことができます。
これはGoogleだからこそできることで、ユーザーの「時代の最先端を行きたい!」といった欲求を満たしてくれることでしょう。
メリット③:撮影機能が素晴らしい
撮影機能も素晴らしいです。それこそ一部の機能に関しては「ハイエンドモデルを凌駕しているのではないか?」と感じるほどです。
特に素晴らしく感じる機能は夜景撮影機能とオートフォーカス機能。
通常夜に撮影しようとすると街灯の光だけでは明るさが全く足りませんが、夜景撮影機能で撮影すると自動で明るさを補正してくれます。
ピントもオートフォーカス機能で素早く合わせをしてくれるため、すぐに撮影することが可能です。
そのため一瞬のチャンスも撮り逃しません!
メリット④:有機ELディスプレイを搭載している
“Google Pixel 3a”の凄いところとして、本体価格5万円にも関わらず、”有機ELディスプレイ”を搭載していることです。
普通、この価格設定なら”液晶ディスプレイ”ですが”Google Pixel 3a”は”有機ELディスプレイ”を採用しているため、ディスプレイは色のコントラスト(濃淡)がはっきりしていて、非常に綺麗な画面となります。
また、有機ELディスプレイは消費電力も抑えられるためバッテリーの長持ちにも貢献。
ただ”有機ELディスプレイ”には視野角が広い特徴があり、いっけんメリットのように思えますが、視野角が広いと外出先(例えば、電車内)で画面を周囲の人に見られる可能性が高いです。
そのため、持ち運ぶことが前提のスマホではデメリットになるかもしれません。
しかし、専用のディスプレイ保護シートを使えば、視野角を制限することができるため、大きなデメリットとはなりません。
Google Pixel 3aを使うデメリット
次に、”Google Pixel 3a”を使うデメリットをご紹介します。デメリットは大きく2つあります。
- ハイレゾ非対応である
- カメラレンズが傷つきやすい
デメリット①:ハイレゾ非対応である
これまでベタ褒めしてきた”Google Pixel 3a”ですが、残念ながら大きな弱点があります。
なんと”ハイレゾ非対応”なことです。
最近ではハイレゾ対応が当たり前になっているなか、”Google Pixel 3a”はハイレゾに非対応と音質で大きなマイナスポイントがあります。
”ハイレゾ非対応”な理由としては、おそらく商品価格をなるべく低価格に抑えたかったからでしょう。
普段音楽を聴かない人にとってはそれほどデメリットにならないことも事実ですが、音質にこだわりたい人であれば避けるべきだと言えます。
デメリット②:カメラレンズが傷つきやすい
次に、カメラレンズの問題が挙げられます。
前述した通り”Google Pixel 3a”のカメラレンズは裏面から出張る形で搭載されているため”Google Pixel 3a”を机に置く際にカメラレンズを傷つけないか、不安に思うことがあります。
また、ズボンに入れている時も若干カメラの出っ張りは気になります。
加えて出っ張っていることで隙間に埃などの汚れが溜まるデメリットも。
こうした問題があるため、気になる人は専用のスマホケースに入れ、カメラレンズを保護する必要があります。
スマホケースを使うと一回り大きくなり当然重量も増すので持ち運びしにくくなり、ケースを使いたくないユーザーにとってはかなり気になるポイントかもしれません。
Google Pixel 3aを1年間使い続けた正直な感想
“Google Pixel 3a”を一年使い続けた結果「買って得だったな」という印象です。
価格は安くてある程度の性能があるため、ストレスなく使い続けることができました。遊ぶゲームも処理が軽いものが多いため、”Google Pixel 3a”の性能でも充分に対応できています。
また、たまにFPSゲームをしますが”有機ELディスプレイ”の綺麗な濃淡のおかげで視認性が非常に良く好成績を残すことができました。
動画鑑賞やネットサーフィンでも”有機ELディスプレイ”の良さが発揮され、動画や文字が非常に見やすいです。
いくつかのデメリットを挙げましたが私の運用スタイルではデメリットにはならないため、今のところ大きな不満は見つかりません。
これらの理由から「Google Pixel 3aを購入して非常に得だったな」と強く感じています。
【まとめ】Google Pixel 3aはコスパ良しのお得なスマホ
今回は、“Google Pixel 3a”のレビューをしました。
結論として”Google Pixel 3a”はお手頃な価格ながら非常に優れた機種になります。写真撮影に動画視聴、ゲームプレイまであらゆる場面で活躍することでしょう。
以下の項目に当てはまるユーザーにはぜひオススメしたいスマホです。
- 最新の機種を持ちたい!
- メインがYouTubeとネットサーフィンである!
“Google Pixel 3a”に買い替えて、非常に満足したため、これから買い替えを検討している方はぜひ候補に入れてみてください!